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アンチエイジングと乳酸菌の関係とは

アンチエイジングの対策というと、肌のケアを思い浮かべることも多いと思いますが、身体の表面部分を覆っている肌だけではなく、身体の内部である、内臓の健康をしっかり心がけることが大切です。
内臓の中でも、消化を行う器官でもっとも大多数を占める腸は、アンチエイジングに重要な働きがあることが分かってきました。
腸の具合があまり良くないと、肌のハリがなくなって、荒れてしまったり、また、身体が太る原因ともなることが細菌の研究で分かってきました。

腸を若く保つことは、健康の秘訣となり、そして、身体全体を若々しく保てる、アンチエイジングのケアにつながっていくのです。
腸はひだひだ状の、とても長い臓器です。腸には人間の免疫機能の大変が集中していると言われており、外から入り込んだ病気の元となる菌を退治する、腸管免疫という、重要な役割があります。
年を取ることによって、腸管免疫の力が少しずつ衰えていき、加齢につながります。
腸を若く保つためには、腸の中にいる、腸内細菌を整えることが大切です。腸内細菌は腸の中に何千種類、9000兆ものたくさんの数の菌がいると考えられています。
腸内細菌は、大きく分けて善玉と悪玉と、2種類の細菌がいます。
腸の中にいる善玉菌は、腸の調子を整え、腸管免疫の力をアップさせたり、腸で食べ物の消化や、栄養分を吸収する働きがあります。
そして逆に悪玉菌は、腸にとって有害な物質を作りだして、腸を老化させてしまい、肌の調子も悪くなる原因となってしまうのです。

善玉菌は、悪玉菌に比べ数がとても少ないので、身体の外から補う必要があります。
腸内を若く保つためには、乳酸菌や、ビフィズス菌が入っている食品を毎日きちんと食べることがとても大切です。
乳酸菌や、ビフィズス菌は主に発酵食品に含まれています。
摂取することで、腸の中で働いて、腸内にいる善玉菌の働きを促します。
簡単に食べることができるのは、ヨーグルトです。
ヨーグルトに入っている乳酸菌は、腸の中にずっと居続けるわけでないので、できるだけ毎日、ある程度の量を食べる必要があります。